TEM'S

Construction Methods工法紹介

まずは動画をご確認ください。

煙突アスベスト除去

Hi-jet ARC®工法

特徴Feature

  • 煙突内部は無人遠隔除去。
  • あらゆる硬さの断熱材やライニング材を一工程で除去。
  • 作業床は建築用防水材での防水養生のため、アスベスト汚泥水の流出は無し。
  • アスベスト除去後の汚泥水は吸水等の処理後に袋詰めするので放流水は一切無し。
  • 煙突コンクリートも切削と洗浄を実施するため、安全に再生砕石化ができます。
  • 高い安全性

    煙突内は完全無人の遠隔操作で、洗浄・除去作業を行います。完全湿潤状態でアスベストを除去するため、粉じんの飛散が非常に少なくなります。

  • 工期・コストの短縮

    超高圧水による処理なので、必要最低限の水量で除去作業が可能です。作業が短く、廃水処理等の付随作業も簡単になるため、工期・コストを大幅に削除することが可能です。

  • ダメージ減

    従来方式(乾式の機械除去)に比べ振動がほとんど無く、煙突や建築物へのダメージを与えません。改修工事に最適です。

従来方式と比べ、除去・洗浄に必要な作業が減るため、工期もコストも大幅にカット!
また、煙突・建物への負荷も少ないため、作業時に発生していた種々の問題を解決できます!

Hi-jet ARC®工法なら

ごみ焼却炉が併設された煙突のダイオキシン類等の汚染洗浄

解体後のコンクリートの再生処理

これらの同時処理が可能です!!

本工法の概要Outline of Construction Method

煙突の上部と下のボイラー室に密閉した仮囲いを設置し、「煙突アスベストライニング材除去装置(※1)」を吊り下げ、超高圧ウォータジェットポンプから供給される超高圧水を専用ノズルから噴射・同時に回転させ、可変速度機能付きウィンチで煙突内を上下に移動します。その噴射した超高圧水で、煙突内のアスベストライニング材の湿潤・削り落とし・洗浄を一連の作業ができ、効率よく安全に除去を行えます。最後に点検口に削り落とした汚染物質を適切に処理し、終了します。なお、排水処理も一切ありません。

本工法の概要

処理煙突規模等

煙突内径
φ100㎜~φ3,500mmまで可能
煙突長
200m程度まで可能
煙突構造
金属煙突、コンクリート煙突、レンガ煙突

煙突内のアスベストは
酸性ガスの充満や温度変化の繰り返しにより
目には見えないアスベスト繊維が大量飛散しています。

未だに使用されているアスベストを含んだ煙突では、設備が稼動しれ排煙されると、煙突周辺の大気中に、目に見えないアスベスト繊維が大量飛散しているものと思われます。早急な煙突アスベスト除去処理が急務です。
また、煙突内のアスベストは煙突内に発生する高温な酸性ガスやボイラーでの燃焼・運休による温度変化の繰り返しにより、劣化や繊維のくずれ・垂れ下りが起こります。
ひどい場合、アスベストが剥がれ落ち、点検口はアスベストの堆積場所と化してしまいます。
その剥がれ落ちたアスベストを管理者が“灰”と誤認し、敷地内に廃棄や一般ごみとして処理される恐れがあります。

処理煙突規模等
処理煙突規模等

煙突内面アスベスト含有断熱材除去作業図working diagram

煙突内面アスベスト含有断熱材除去作業図

アスベスト除去作業フローRemoval Workflow

  • 1

    煙突内部
    石綿除去前

    煙突内部石綿除去前
  • 2

    超高圧水による
    除去状況

    煙突内部石綿除去前
  • 3

    除去状況
    アップ

    煙突内部石綿除去前
  • 4

    超高圧水による
    除去完了状況

    煙突内部石綿除去前

ダイオキシン類は極めて毒性が強いため、
「解体作業中の作業者へ暴露防止」「環境への2次汚染」
これらを最優先で考慮し、適切な処理を行わなければなりません。

ダイオキシン類は、極めて毒性が強いといわれており、ピコグラム(1兆分の1グラム)という極めて微量なレベルでありながら、大気・土壌・食物を経由して人体に吸収され、ガン、胎児奇形、生殖機能障害、免疫低下などを発症する可能性が高いとされています。廃棄物焼却施設の解体工事時には、ダイオキシン類が飛散しやすいため、「解体作業中の作業者へ暴露防止」と、「環境への2次汚染」を最優先で考慮し、適切な処理を行わなければなりません。
それらの施設を安全に工事(解体・改造)するために、TEM'Sでは、次の手順で作業を行っています。

廃棄物焼却施設解体工事の手順Construction Procedure

  1. ダイオキシン測定・サンプリング調査、及び環境調査
  2. 測定結果から解体方法・保護具・安全設備の選定
  3. 労働基準監督署へ書類の届け出
  4. 安全に遂行するための衛生教育、作業指導者の専任
  5. 粉じん飛散・洗浄水拡散の防止、セキュリティゾーンシャワー等の安全設備設置
  6. 高圧洗浄の作業開始
  7. 高圧洗浄後、解体工事開始
  8. 解体物の適切な管理と処理・運搬
  9. 工事後、周辺環境への影響調査
  • 除去前の点検口の灰出し作業

    除去前の点検口の灰出し作業

  • 煙突内状況

    煙突内状況

  • 煙突内の灰出し作業

    煙突内の灰出し作業

  • 洗浄作業

    洗浄作業

  • 灰出し完了

    灰出し完了

  • 除去後の水を吸引作業

    除去後の水を吸引作業

  • 煙突上部洗浄後、養生

    煙突上部洗浄後、養生

  • 煙突内の洗浄作業

    煙突内の洗浄作業